01.森づくり事業部

団体の事務局のあるいわき市三和町下三坂地区は豊かな自然と歴史の残る美しいところです。しかし少子高齢化、過疎化が進行する中、この地区でも若い人が少なくなり、美しい景観を維持するための担い手が不足してきました。そこで地域の人たちと協力しながらボランティアの皆さんとともに様々な活動を行っています。

その1.森林整備  ~美しい日本の里山を守るために~

三和町の森林はいわき市中心部にきれいで美味しい水を供給する重要な役割を担っています。またかつては林業で有名なところで沢山のスギ、ヒノキが育てられています。

未来の木材活用のために植えられ、育てられてきた人工林は、国産資源の活用の低下や担い手不足・高齢化などにより手入れが難しくなっています。この美しい里山と、良質な材をつくる人工林を少しでも未来に繋いで、活用していけるように若い力が活躍しています。

 

【具体的な作業内容】 スギ、ヒノキの枝打ち、間伐

 

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その2.木工クラフト体験の開催  ~子どもたちに木の良さを伝えていくために~

森林整備で伐採した木の活用として、また子どもからお年寄りまでもっとたくさんの人たちが木に触れて、木の素晴らしさを感じる機会をつくりたいと、木工クラフトイベントを定期的に開催しています。壁掛けやフォトフレームなど、思い思いにオリジナルの作品を作ってもらい、楽しみながら森について関心を持つ機会になるように工夫をしています。

 

【イベント出店】いわきサンシャイン博、いわき大交流フェスタ、三和町ふれあいフェスタ、IWAKI里山交流フェスなど

その3.森づくりボランティア体験ツアーの開催  ~県内の森づくり団体を盛り上げるために~

福島県は面積の約7割を森林が占める緑豊かな県です。震災前は木材生産量やキノコ等の林用特産物の生産高も全国有数でした。しかしながら、東日本大震災による原発事故の影響を受け福島県の森林は苦境にあります。その森林や里山を、少しでも良い状態にしようと粘り強く活動を続ける、地域に根差した森林ボランティア団体があります。そういった団体を若者の力で少しでも応援できるように、各地の団体を巡り一緒に活動するツアーを定期的に開催しています。

また若者にとっても、ベテランの皆さんから道具の使い方や森づくりの知恵、魅力を実際に聞ける貴重な機会になっています。

 

【これまでのツアー開催地】いわき湯の岳、南会津(ブログ)、白河

その4.林業会社との協力  ~いわきの林業を盛り上げるために~

福島県では震災以降、若者の新規林業従事者が4分の1程度に落ち込みました。
県内の林業会社の多くは人手不足で困っています。林業は森林を育て、いかす最前線です。
有限会社平子商店(林業事業者)と共に、若者達が林業の魅力や仕事内容についての理解を深める活動や視察ツアーを実施しています。福島県の林業の再生、発展に貢献していきます。

 

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その5.きこりーな・いわき  ~女子の目線で林業の魅力を再発見~

週末ワークキャンプにも”女子”の参加の割合が非常に高く、今多くの女子たちが森に興味をもってくれています。良いものを広め、共有し、楽しむことのできる彼女たちの力で、また彼女たちの目線で日本の森、林業の今について発信していくことで、『林業』へのイメージを変えていけるように、2016年『きこりーな・いわき』を結成しました。

 

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いわき市三和町を中心としたこれらの活動を行うことで、多くの人たちがボランティアとして三和町を訪れ、人手が必要な作業を少しでも進めていくことと、三和町のファンが増えることを目指しています。